元教員が教えます!子供の自己肯定感を高めるたった2つの方法(前編)
こんにちは kazeです。
毎日、自分の1日の学びを発信しています。
自分は現在、24歳です。2020年3月までは青森県で小学校教員(2年間)をしていました。でも今は無職です。
この記事は、人生100年時代と言われている世の中で
「この職場でこのまま働いていていいのかな」「副業とかって何すればいいの」「辞めるって言っても転職先どうしよう」などの
人生設計に悩んでいる人にサクッと読んで欲しいです。
なぜなら、私自身もこれからの人生を設計中だからです笑
また、教育のプロである元教員が学んできた子どもへの教育方法や子育てにおける考え方をお伝えします。子育てに一生懸命取り組んでいる方や子供と関わるお仕事に勤めている方にも読んでいただきたいです。ぜひ、私に子育てのお手伝いをさせてください。
なので一緒に悩み、学び、助けあいましょう!!
○今日(2020・5・28(木))の学び
■自己肯定感の伸ばし方
昨日、お世話になっている方が
「自己肯定感を高めるための本のオススメありますか?」 とツイートしていました。
私はいろいろ悩んだ結果、『幸福になりたいなら幸福になろうとしてはいけない」』(ラス・ハリス著)をオススメしました。
なぜかを一言でお話しすると、読み終わった後に「いい自分も悪い自分も全て自分じゃん。自分最高!!」と思うことができる考え方やすぐに実践できる方法が書いてあるからです。
↓本の内容を少し紹介しています
さて今回は、子供の自己肯定感を高める方法をお話しさせていただきます。
私が思うに子供と大人の自己肯定感の育て方って違う気がします。
子供は純粋無垢で素直なので、目の前のやるべきことにのめり込んで夢中になることができます。
一方で大人は、ありもしない未来の不安や過去の失敗を引きずって、なかなか前に進めず新しい挑戦できないことが多いです。
なので同じ人間ですが、自己肯定感の育て方が違うと思うんです。
ゴリラも子供と大人のゴリラでは、食べるものや行動習慣が違います。
だから餌の量や世話の仕方を変えた方がゴリラらしくよく育つと思うんです。
↑ゴリラで例えたのは謎です笑
つまり子供は子供なりの自己肯定感の育て方があり、大人には大人なりの自己肯定感の育て方があると思います。
ですが、「自己肯定感を高める」という目的は子供も大人も一緒なので、子供の自己肯定感の育て方(方法)を学ぶことは大人のあなたのためになるかもしれません。
そういう意味で「子育てに関わる保護者や教育関係の方」「自己肯定感を高めたい方全員」のためになる記事だと思います。
今回は、元小学校教員である私がいろいろ実践してきた中で2つの方法を解説します。
1つ目は、「できることを増やす」
2つ目は、「褒める機会を作るためのルール作り+すぐに実践できる効果的な褒め方」です。
前編の今日は、「できることを増やす」について詳しくお話ししていきます。
↑少し長めの記事になりそうなので全編と後編に分けました。
■そもそも自己肯定感とは??
Weblio辞書によると
「自分のあり方を積極的に評価できる感情、自らの価値や存在意義を肯定できる感情などを意味する語。」 とあります。
また、「自己肯定感」に類似する言葉に、「自己効力感」「自己存在感」などもあります。
↑詳しく知りたい方は、今回を機会に調べてみるのもいいかもしれませんね!!
今回私が説明したい「自己肯定感」は、
「自分大好き」「自分はできる、もっと挑戦したい」「自分ってここにいていいんだ」
というざっくりした感情で捉えています。
(少し「自己存在感」などと重なっている部分もあります)
では、自己肯定感を高める方法を解説します。
■「できることを増やす」が成功したエピソード
私が教える1つ目の方法は、「できることを増やす」です!
(↑これをみた皆さんどーおもったんだろう。私がもしも読者なら「シンプル〜〜」ですねw)
できることが増えた子を想像してみましょう。
「私は、漢字をたくさん書くことが出来るようになった。
跳び箱では3段を飛ぶことができなかったのに5段が飛べるようになった。」
一ヶ月前、一週間前、昨日の自分より「自分大好き」
今度は、マット運動で後転ができるようになりたい「もっと挑戦したい」
学校って私のできることを増やしてくれる「学校に行きたい、ここが私の居場所!」
ちょっと無理やり作った文章に感じたかもしれませんが、これは私が学級担任として預かっていた1人の女の子のリアルな姿なんです。その子は、その後もいろいろなことにチャレンジし、いろんなことが少しずつ出来るようになりました!間違いなく自己肯定感が高いと思います。
実際に女の子の保護者の方から
「自由で好き勝手ほのぼのやらせてもらってありがとうございます。」
「子供本人が家でも学校でも毎日楽しそうに生活してます!」 と言っていただきました。
保護者からの褒め言葉はめちゃくちゃ嬉しいです。
「先生やっててよかった」って思える瞬間です。
僕みたいな単純な男はまた言われたいと一生懸命また仕事を頑張ります。
↑褒められればやるんですからちょろいです笑
サッシが良い方はもう気づいたかもしれませんが、この女の子1人で自己肯定感を手に入れたわけではありません。
必要なのは教員や保護者などの子供を支える大人なんです!
■実践方法
さあでは、実践方法をお話しします。私の具体的な実践例を元にお話しします。
実践の方程式は、以下の通りです。
「(やり方orコツを)教える」→「レベル1の実践」→「振り返り」→「レベル2の実践」
具体例とともに話します
○算数の授業の場合
11✖️22(2桁✖️2桁)の筆算のやり方を教える。 「やり方を教える」
↓
類似問題 12✖️11を解かせる。 「レベル1の実践」
↓
できた人、できない人の判別、
できなかった人は、再度やり方の確認 「振り返り」
↓
複数(3問〜5問)の類似問題に取り組ませる 「レベル2の実践」
出来る子はどんどん問題を解きます
できない子は一緒になってやり方を確認しながら出来るまで解く(実践の繰り返し)
○体育の跳び箱運動
跳び箱を跳び越えるためのポイントを掲示 「コツを提示」
↓
自分で跳び越えたい段のところに行ってひたすら跳ぶ 「レベル1の実践」
↓
跳べる子と跳べないこの判別
跳べない子の動画を撮って具体的にアドバイス 「振り返り」
↓
跳べる子はどんどん高い段にチャレンジ
全員ひたすら跳び箱を飛び続ける 「レベル2の実践」
出来る子はどんどん高い段に挑戦する
出来ない子も出来ないなりに上達する(少し腰が持ち上がったりするなど)
少し雑な説明と無理やり方程式に当てはめてしまいました。
私のやっていたことを皆さんにも再現度高く実践していただくには、なるべく型があった方が良いかなあと判断し、めちゃくちゃではあったと思いますが型を作りました。
この方程式を実践する際に皆さんに意識してほしいことがさらに2つあります。
1つ目は、「自己肯定感はすぐには身につかない。継続して実践を続けることで身に付く可能性が出てくる」ということ
2つ目は、「子供への声かけを積極的にしてほしい。子供は精一杯期待に応えようとします。そこでよかったのか、ダメだったのかしっかりフィードバックまで行ってほしい」ということ
声かけの方法は明日のブログに詳しく書きます。
こんな感じで毎日の自分の学びを発信しています。
自分の力は微力だがたくさん集まると大きなパワーになります!!
だからみんなで、悩み、学び、助け合いましょう!!