元教員が教えます!子供の自己肯定感を高めるたった2つの方法(後編)の前編
こんにちは kazeです。
毎日、自分の1日の学びを発信しています。
自分は現在、24歳です。2020年3月までは青森県で小学校教員(2年間)をしていました。でも今は無職です。
この記事は、人生100年時代と言われている世の中で
「この職場でこのまま働いていていいのかな」「副業とかって何すればいいの」「辞めるって言っても転職先どうしよう」などの
人生設計に悩んでいる人にサクッと読んで欲しいです。
なぜなら、私自身もこれからの人生を設計中だからです笑
また、教育のプロである元教員が学んできた子どもへの教育方法や子育てにおける考え方をお伝えします。子育てに一生懸命取り組んでいる方や子供と関わるお仕事に勤めている方にも読んでいただきたいです。ぜひ、私に子育てのお手伝いをさせてください。
なので一緒に悩み、学び、助けあいましょう!!
○今日(2020・5・29(金))の学び
※今回、文章を書いているうちに熱が入りすぎて、とんでもない文章量になってしまったので、「すぐに実践できる効果的な褒め方」については、明日の記事とさせていただきます。
ごめんなさい。
それでは、今日の学びをどーぞ!!
■自己肯定感を高める方法の続き
昨日から子供の自己肯定感の高め方を記事にしています。
↓昨日の記事を見ていない人は先に見ることをおすすめします!
昨日のブログでは、子供の自己肯定感の高め方として2つの方法を紹介し、1つ目の「できることを増やす」を具体的に解説しました。
今日は、2つ目に紹介した、「褒める機会を作るためのルール作り+すぐに実践できる効果的な褒め方」を具体的にお話ししたいと思います。
■あまりは言いたくないkazeの失敗した過去・・・
この方法は私の人生を好転させてくれた方法です!学校の先生は絶対やった方いい!!!
僕は働いて1年目のとき学級崩壊を起こしました。
・子供たちが自分の言うことを聞いてくれない
・話を聞いてくれる子供も楽しくなさそう
・周りの先生方に迷惑をかける
・自分も怒りすぎて声枯れる(当時は「怒る」と「叱る」が分かってませんでした)
・私が学校に行くのが嫌になる
・ストレスでどか食い→太る
・学生の頃にや付き合いで吸っててやめたタバコに手を出す などなど
とてもネガティブでした。
自分のこと嫌いでした。
うまくいかない自分をめっちゃ責めました。
※「怒る」と「叱る」の違いを過去に解説してます↓
1年目の終わりに「来年度はこんな惨めな思いしたくない!!」って強く思い、いろいろ情報を集めました。その時に出会ったのが「褒める機会を作るためのルール作り」でした。
これを行った2年目では、
・言うことは聞く
・子供たちが伸び伸び楽しく生活!
・自分も楽しい、学校大好き
・子供達同士で言うこと聞こうよなんて言い出す などなど
ハッピー!!!でした!!
(「1年目のkaze先生のクラスってうるさかったしみんな言うこと聞かなかったよね」って
ぼそっと言われたことがあります。←子供たちも気づいてたみたいです、素直w)
そんな私の人生を救ってくれた方法をお伝えします!!
ぜひ、子育てに関わっている保護者の方や教育関係者のためになれば良いなあと思います。
■「褒める機会を作るためのルール作り」の実践方法
さあではお話しします。この方法を実践するには大切なことが2つあります。
1つ目は、「事前準備」
2つ目は、「決めたらルールを徹底的に守る、変えてはいけない」
上記の2つは、この方法を実践する方は必ず大切にしなければなりません!
大切なことなのであなたの頭に刷り込むためにここからの文章を読む前に2つを声に出して10回行ってみましょう!!
1つ目は、「事前準備」
2つ目は、「決めたらルールを徹底的に守る、変えてはいけない」
1つ目は・・・・・・
↑裁量が自分次第ので自由な時にしっかり実践できる人だけが成功しますよ!!
さあ、読んだ人のために解説していきます!
■「事前準備」
これが本当に大変なんです!
何かというと、どんな時に褒めるかどんな時に褒めないかを明確にするんです。
簡単に言っちゃうとルール作りです。
しかも明確で具体的でなければいけません!
もっと踏み込んで言うと、客観的にみてもわかる内容でなければいけません。
具体的にお話ししましょう。
例えば、「良い姿勢」を例に取りましょう。
(↑いかにも小学校の先生っぽいって言うコメントありがとうございます!!)
皆さんも小学校に通っていた経験があると思うので、「良い姿勢」というと次のイメージが思い浮かぶのではないでしょうか?(この読者は皆さん日本の学校に通っていたと仮定w)
・背筋が伸びている
・足が床にべったりついている
・手が膝に置いてある
・目線は相手の後頭部あたりをみる
上記のイメージの中に当てはまらなかったものもあるでしょう。
つまり、「良い姿勢」だと定義が曖昧すぎて子供たちもどうすれば良いのかわからないのです。
なので、教師も子供もわかるように明確かつ具体的にしなければなりません。子供にわかるようにするのでわかりやすい言葉や擬音なんかを使って表すことも大切です!
今回は私が子供たちに説明していた「良い姿勢」の具体的内容をお話しします。
○「良い姿勢」とは以下の3つのことが守られていること
①手を膝に置く(グー)
②背筋をしっかり伸ばし前を見る(ピン)
③両方の足の裏の前面を床にくっつける(ペタッ)
これを4月の子供たちとの生活がスタートする前に考えておくんです。
そしてスタートしたら時間をとって具体的に説明する。最初のうちは、なかなか覚えられないと思うので何度も繰り返し確認します。
しばらくすると、「良い姿勢は何〜?」と子供たちに聞くと、
「グーピンペタッ」とひとりひとりが答えられるようになります。
こういう風にして「挨拶」「教室移動」「朝自習の過ごし方」など様々なところでルール作りを行っていくんです。全部4月に子供達と会う前の事前準備です。
正直、子供達と会う前(事前準備の期間)と子供たちにルールが身に付くまでの4、5月くらいは、めっちゃしんどいです。でも身についてしまえばめちゃ楽です。
「最初にしんどい思いをして1年間楽しく暮らすか」
「1年間ずっとしんどい思いをして暮らすか」は、その人次第です。
私は前者を選びました。ただそれだけです!
■「決めたらルールを徹底的に守る、変えてはいけない」
先ほどは事前準備の大切さをお話ししました。次に大切なのは、「決めたらルールを徹底的に守る、変えてはいけない」です。変えてはいけないので事前に、頭の中でシュミレーションして最高傑作のルールを子供達に示すのです。
(作った当時(子供達に会う前)の最高傑作で良いので「ドヤ」って出していいです!!笑)
子供達は、結構手強いです。
ルールを守るのが辛いと自分たちに都合が良いように勝手にルールを変えようとします。そして変わえることができると、他のルールもどんどん変えていってしまします。
その結果、1年目の私のように学級崩壊を起こしてしまうのです。
やっているともしかしたらルールを変えたくなるかもしれません。
でもある一定の成果が出るまで待ってください。
事前準備に多くの時間を費やした自分を信じてください。
もしどうしても変更したいときは、ある一定の成果が出た時に
「先生はこっちの方がみんなに合うと思うんだけどどうかな?」と
教師側から提案してください。
きっと子供たちは、
「自分のことを一生懸命考えてくれている先生の頼みだし聞いてあげよう」と
快く受け入れてくれるでしょう。
■「褒める機会を作るためのルール作り」のまとめ
大量の時間をかけて試行錯誤しながら事前準備をして、
子供たちに具体的でわかりやすく示し、
徹底的にルールを守り抜く ことについてお話ししてきました。
これをすると実は・・・
できている子とできていない子が明らかになります。
「グーピンペタッ」ができている子ができている子
「グーピンペタッ」ができていない子ができていない子 になり明らかです。
そうすると、できた子には褒めてあげることができます
「ピンが一番上手だね!」
「グーがしっかりできている」
「ペタってやるの早くなったね」 などルールに沿って褒めてあげるとなお良いです!
できていない子には、
「合言葉(グーピンペタッ)」の確認」→「何ができていないか考えさせる」→「練習する」
→「できたときはめちゃ褒める」という手順で指導していきます。
この方法を紹介したのは、
「普段なかなか褒めることができない子も褒めることができる」
「できることが増えた」と子供自身が実感できることです。
(↑昨日の記事と内容と重なっていますね!)
褒めるのはただなので、私は子供をたくさん褒めます!無料なので遠慮なく使ってます!
(ホテルの部屋にあるお菓子やお茶はいただいてから部屋を出るタイプの人間です笑)
「褒められる」✖️「できることが増える」のかけ算は子供達の自己肯定感をを上げてくれます。
今回は学校で働く私バージョンでしたが、
お子さんがいる家庭でも実践できると思うので、ぜひ実践してくださーい!!
こんな感じで毎日の自分の学びを発信しています。
自分の力は微力だがたくさん集まると大きなパワーになります!!
だからみんなで、悩み、学び、助け合いましょう!!