元教員が教えます!子供の自己肯定感を高めるたった2つの方法(後編)の後編
こんにちは kazeです。
毎日、自分の1日の学びを発信しています。
自分は現在、24歳です。2020年3月までは青森県で小学校教員(2年間)をしていました。でも今は無職です。
この記事は、人生100年時代と言われている世の中で
「この職場でこのまま働いていていいのかな」「副業とかって何すればいいの」「辞めるって言っても転職先どうしよう」などの
人生設計に悩んでいる人にサクッと読んで欲しいです。
なぜなら、私自身もこれからの人生を設計中だからです笑
また、教育のプロである元教員が学んできた子どもへの教育方法や子育てにおける考え方をお伝えします。子育てに一生懸命取り組んでいる方や子供と関わるお仕事に勤めている方にも読んでいただきたいです。ぜひ、私に子育てのお手伝いをさせてください。
なので一緒に悩み、学び、助けあいましょう!!
○今日(2020・5・30(土))の学び
■長くなってしまいました・・・
子供の自己肯定感を高めるための方法について、元教員である記事を2日にかけて書いてきました。
↓こちらが記事です
本当は、2日で書き終わるはずだったんですが・・・ブログを書いているうちに熱が入りすぎてめちゃくちゃに記事を書いてしまいましたw
今日は書き残していた「すぐに実践できる効果的な褒め方」についてお話ししていきます。上の記事を読まないと、わからないことも出てくるかもしれません。
(わからないところが出てきたら上の記事を読むと腑に落ちると思います)
■ただ褒めるだけではダメ!褒め方の大切さ
「褒めることが大事」という話はたくさん聞いたことがあると思います。
私も教員1年目にベテランの尊敬する先生から
「たくさん子供を褒めてね」 って言われました。
僕は、言われたその瞬間から「子供をたくさん褒めよう」と強く心に誓いました。
いざ子供と一緒に生活してみると壁にぶつかりました。
・何を褒めるの?どこを褒めるの?
・褒める子が偏ってしまって一定の褒められない子がいる
→褒め方がわからなかったんです。褒め方は教わってませんでした。
今振り返って思うのは、
「きっと先輩の先生は自分なりの「褒め方のルール」(説明書)を持っていて、それに従って褒めているから、たくさん褒めること(行動)ができ、結果として子供たちと楽しく生活ができていたんだろうなあ。」
「私には、「ルール」(説明書)を教えることをすっ飛ばして「たくさん子供を褒めてね」(行動)ってアドバイスをくれたんだ」と思っています。
つまり、
歩くことができない赤ちゃんに歩き方を学ぶ前に「道を歩け」といったり
さっきまで日本にいた人をいきなり砂漠に連れてってここで生活しろみたいな感じです。(例えがわかりづらくてすみません。練習中ですw)
なので今回は、私なりの褒め方の説明書(以下の記事)をプレゼントするので、これを使って褒めてください。
そして、たた「褒めることって大事」というのではなく、
「こういう風に褒めると効果的だよ」と再現性(誰でも使えるもの)があるアドバイスをしてあげてください!
ここからは自分で学習したこと(インプット)や実際に小学校で実践していたもの(アウトプット)をいくつか紹介します。
説明書ですので、必要なところだけとってお使いください!!
■結果を褒めるのではダメ!
相手を褒めるときに気を付けて欲しいのは、
結果だけを褒めてはいけないことです!!
よくこんな褒め言葉聞きませんか??
「100点とったのすごいね!!」
「徒競走1位頑張ったね!」
「全国大会に出たの!すげー!」
↑この褒め言葉がダメだといっているのではありません。結果だけを褒めることがいけないのです。
なぜかというと、そういう風に育った子供は、人生で何をするにも結果や成績だけを追い求めようとするからです。
結果や成績だけを追い求めると、それが出なかったときに自分を徹底的に責めます。
そうなると、自分を追い込み、
「自分ってなんでできないんだ」「自分は無能だ」と自己否定をして自己肯定感が低下してしまったり、
結果を出すためにさらに時間をかけるので、ハードワークで体がついて来れなくなり、体を壊したりします。
また、状況が悪いうちは正常な判断ができないので、うまい詐欺話に乗ってしまい気づけば多額の借金を抱えていたみたいなことも考えられます。
ときには、結果を褒めることも大切だと思いますが、できるだけ結果は褒めないようにしましょう。
では何を褒めるのがいいのか??
僕の中の答えは、「過程」(プロセス)です。
テストの点数を褒めるのではなく、テストに向けて一生懸命勉強する姿を褒める
運動会で一位を取ることを褒めるのではなく、普段の練習への取り組み方を褒める
全国大会出場を褒めるのではなく、毎日せっせと積み重ねてきた努力を褒める
僕はこれを意識して実践してきました。
これをするメリットは、子供たちに「努力をすること」や「一生懸命何かに取り組むこと」が大切であり、それを身に付けた人が生涯を通じて多くの成功を勝ち取ることができると思っているからです。
実際に子供達が大きくなったときに、私が目指している人になってくれるかどうかはわかりません。私以外にも大きくなるまでにたくさんの人と出会いますし、実際に教えた子たちはまだ小学生なので大人の彼らに会うにはもう少し時間がかかります。
ただ、言えることは、どんな子供達も褒めることができました。勉強ができなくたって運動ができなくたって、字が汚くたっていいんです。
その子なりに苦手なものにも一生懸命努力をしたり、自分の得意なことを伸ばしたりするなど本当それでいいんです!
そういう姿を見ると褒めたくて褒めたくて仕方なくなります!!
褒めるときはオーバーリアクションで褒めましょう!!
褒めることは簡単ですが、受け取るのは子供です。自分(先生、保護者)は褒めているんだよというのを絶対に感じてもら得るように5感で受け取ってもらえるくらいに表現しましょう!
うざったいと思われるくらいで褒めましょう!!
きっと子供にとってはそれくらいがちょーど良いです。
(一部の子は、大きなリアクションにうまく対応できないケースもあります。)
■なんでも褒める✖️
なんでも褒めるのはいけません。
昨日の記事
『元教員が教えます!子供の自己肯定感を高めるたった2つの方法(後編)の前編』を読んでみてください。
ヒントになるはずです!!↓
■具体的に何度も褒める
子供を褒めるときは、ありきたりな内容で褒めるのではなく
できるだけ具体的に褒めましょう!!
具体的に褒めるためには、アンテナを高く張って子供の声に耳を傾け、積極的にコミュニケーションをしなければなりません。つまり、情報収集です。
例えば何気ない子供同士の会話から
「昨日テストのために感じ一生懸命勉強したんだよねー」という話を聞いたら、テストを返すときに
「テストのために漢字の勉強頑張ったんだって?一生懸命だね!結果も出てるし言うことなし!すごい!!」と褒めてあげれば、
その子はきっと次のテストの前にも一生懸命勉強してくると思います。
褒めて欲しい子は
「先生今日の社会のテストのために地図帳勉強してきました」 と
自分から先生(保護者)に言ってくるので、そうなったら、また褒めることができますね!!
ここですごくいいのは
①子供が自主的に勉強(努力)しているということ
↑お母さんに言われなくても勉強します
②勉強(努力)が習慣化すること です。
想像するだけでもサイコーですね!
具体的に褒めることができたらたくさん褒めてあげてください!
いろいろな角度から褒めましょう。
「叱る3倍の量を褒めよう!」ということを教えてもらったことがあります。
実際に私もたくさん褒めていたつもりなのですが、
「kaze先生怖い」って一部の子から言われていました。
なので良いところを見つけたら勿体ぶらずに褒めてあげてください!!
■まとめ
今回は、褒めることについてたくさん書かせていただきました。
褒めることって実は褒める側(教員、保護者)にもメリットがあります。
・その子の良いところを見つけようとするので相手を嫌いにならない
(良い意味でいろんな人がいるって言う多様性を認められる)
・褒めるときはポジティブな言葉を言うので自分の気分が良くなる
・気づけなかった自分の良さに気づくことがある
メリットがある上にしかもタダ(無料)です!
自分にも相手もメリットがあってタダなら飛びつかない手はないです!
「褒めることって大事」なので使っていきましょう!!
おっといけないこれだと先輩の先生と一緒になってしまうので、
「今回紹介した方法を参考にして褒めてみてください!」
こんな感じで毎日の自分の学びを発信しています。
自分の力は微力だがたくさん集まると大きなパワーになります!!
だからみんなで、悩み、学び、助け合いましょう!!