実際の現場の先生の実態を深掘り 学校の先生や保護者の方が陥りやすい罠(後編)
こんにちは kazeです。
毎日、自分の1日の学びを発信しています。
自分は現在、24歳です。2020年3月までは青森県で小学校教員(2年間)をしていました。でも今は無職です。
この記事は、人生100年時代と言われている世の中で
「この職場でこのまま働いていていいのかな」「副業とかって何すればいいの」「辞めるって言っても転職先どうしよう」などの
人生設計に悩んでいる人にサクッと読んで欲しいです。
また、教育のプロである元教員が学んできた子どもへの教育方法や子育てにおける考え方をお伝えします。子育てに一生懸命取り組んでいる方や子供と関わるお仕事に勤めている方にも読んでいただきたいです。ぜひ、私に子育てのお手伝いをさせてください。
なぜなら、私自身もこれからの人生を設計中だからです笑
なので一緒に悩み、学び、助けあいましょう!!
○今日(2020・5・24(日))の学び
■やっぱり大切なのは子供一人一人の存在
昨日のブログでは、
・「子供を一番に考える」が私が子育てをするときに気を付けていること
・意外と学校の先生でも「子供を一番に考える」ことはできていない
・「子供を一番に考える」には、自分の心を安定させることが大切である
について書かせていただきました。
今日は昨日のブログに登場した現場の事例をもとに、元小学校教員であるkazeなりの「子供を一番に考える」声の掛け方、接し方などを具体的に紹介していきます。
↓昨日のブログを読んでからの方が今日のお話を理解できると思います。
https://kazesn.hatenablog.com/entry/2020/05/23/174842
■子供に注意する前に大切なもの!
まず子供を注意しようとする前に、教員と子供にとって必要不可欠なものがあります。
一昨日(5/22)のブログをみてくださった方は、1つ答えを知っていると思います。今回はそれより一歩踏み込んだもっと大切なものの話をします。
↓元教員が教える!「怒る」と「叱る」の違いって?どっちをすれば良いか教えます!
https://kazesn.hatenablog.com/entry/2020/05/22/200349
それは、間違いなく「信頼関係」です。信頼関係がないのに注意してはいけません。
※車に引かれそうになる、階段から落ちそうになるなど生命に関わるものは例外です。
例えば、「会社で働いている自分」をイメージしてください。そこには先輩がいます。
・入社した頃から面倒を見てくれている後輩思いのA先輩
・私に仕事をお願いする時だけコミュニケーションをとるB先輩
「ここの文章もう一回書き直したほうが良いよ。」と両者に言われたとします。
皆さんはどちらの先輩の声なら素直に聞きますか??当然前者のA先輩ですよね!
A先輩ならば普段から面倒を見てくれているので、「私にプラスになるようなアドバイスをくれた」と感じることができるでしょう。
一方でB先輩は普段は会話をしないので「なんか私に嫌がらせをしているのかな」「私に残業させようとしている」と否定的に捉えてしまうことがあるでしょう。
使っているのは同じ言葉です。何が違うかというとそれは、普段の言動を通して積み重ねてきた「信頼関係」です。
これは子供と親(教師)でも一緒です。子供と信頼関係を気づくには、大人からたくさんのギブをしなければなりません。今回の先輩の例で言うのであれば、普段から面倒を見てあげているkと尾が大切です。なんでもいいんです。子供のことを思って子供のためにできることを一生懸命、誠心誠意やるんです。
一つ気を付けて欲しいのは、相手のためになることをするんです。
お腹がいっぱいの人に、牛丼やマクドナルド、こってりラーメンは最悪です笑
お腹いっぱいの人には、休憩する時間、お友達と話す時間、遊ぶ時間が必要です。
子供は大人よりも素直なので自分が求めていることをしてくれないとすぐに離れていきます。
けど、味方にするのも簡単です。子供のためになることを考え、与え続けるのです。
そうすれば子供たちは、あなたが困っているときには助けてくれるし、話を聞いてくれるようになるはずです。
■kazeならこうする!
さあ、ではコンクリートの上で走っている子にどのような声をかけるかkazeのやり方を書いていきます。(ちなみにAさんと信頼関係ができていてもいなくても私ならこうする。)
目の前に走っている小学生Aさんがいる。
kaze「Aさーん!!ちょっといい?こっちきてー」
A 「はーい」「どーしました?」
kaze「なんで呼ばれたと思う??」
A 「コンクリートの上で走って行ったからだと思います」
kaze「正解!よく分かったね!なんで先生はコンクリート走っているあなたを呼んだんだろう?」
A 「危ないからだと思います」
kaze「危ないってどういうこと?」
A 「転んだら怪我をすると思います」
kaze「そうだね!Aさんが怪我をしたら困る人いるんじゃないかな?」
A 「お母さんとかお父さんとか、先生。あとは自分も」
kaze「そうだねえ。Aさんの周りにはAさんのことを大切に思っている人がたくさんいるってことだね!」「じゃあ次からはどうするのが良いかな?」
A 「コンクリートの上では走らないようにします!」
kaze「そっか!じゃあ先生と約束ね!!」「さようなら〜〜〜!」
ざっとこんな感じです。ほとんどの子供であればこのような流れで済むと思います。もちろんこれでうまくいかなこともあると思いますが・・・
ちなみに今回のこの会話の後、Aさんが一切コンクリートのうえを走らなくなるかというとそうではないと思います。
(ちなみに私は廊下を走ると危ないよねーって子供たちと確認して終わりの挨拶をした後に廊下を走られたことありますw)
ここでは
・Aさんと教師(親)でルールや約束を明確にすること
・Aさんの周りにはたくさんのAさんを大切に思っている大人がいることを知ってもらうこと
が目的です。
そのために
・Aさん自身に答えを言わせる(教師は問題を出し続ける。答えを教えるのは最終手段)
・子供を褒める、認める
を方法として会話に盛り込みました。
これを今日だけで終わらせてはいけません。Aさんに会うたびに声をかけるんです。
「おはよー」「元気な挨拶だね!」「最近なんのお勉強しているの?」
「今日の朝何を食べてきた?」「その服装似合っているね」などなんでも良いのです。
これを繰り返していくと、Aさんは
「kaze先生僕によく話しかけてくれるなあ」
「僕のことを見てくれている」 と気づいてくれるはずです。
間違いなくAさんと教師の間に信頼関係ができるでしょう。
信頼関係ができてしまえば「危ない!走るな!!」でも簡単にいうことは聞いてくれるようになるでしょう。ただこれは本当に最終手段なので私はできるだけしたくないです。
(こんなにかっこいいこと言ってるけど学校で働いていた時やってしまっていたこともあります笑 ←人間なんで完璧ではありませんでしたw)
ここまで読んでくれた人はとても熱心に子供と向き合おうとしている方だと思います。ぜひ、ここまで読んだのであれば、「石を拾って投げようとしているBさん」への対応の仕方を考えてみてください。ポイントは、「Bさんのことを一番に考えること」です。
こんな感じで毎日の自分の学びを発信しています。
自分の力は微力だがたくさん集まると大きなパワーになります!!
だからみんなで、悩み、学び、助け合いましょう!!